ペースメーカー(PM)、植込み型除細動器(ICD)、心臓再同期療法(CRT-P)、心臓再同期治療除細動器(CRT-D)共通です。

使用してはいけないもの、近づいてはいけないもの:
  • 体脂肪計(可搬型)
  • 削岩機
  • 身体に通電したり、強い電波又は磁界を発生する機器(磁気マットレスおよびイス、肩こり治療機等の低周波治療器、電気風呂、医療用電気治療器、高周波治療器)
  • スタンガン
  • 漏電している電気機器※2
  • 誘導型溶鉱炉、各種溶接機、発電施設、レーダー基地、強い電波又は磁界を発生する機器※2
  • 全自動麻雀卓※2
  • 小型無線機、パーソナル無線機及びトランシーバー

電子商品監視装置(EAS)、RFID(電子タグ)※3

電子商品監視装置(EAS)とは、感知ラベルのタグを貼付けた商品がレジカウンターで精算されずにこの機器のセンサーを通過したときに警報音を発することにより、商品の不正持ち出しを防止する機器のことです。
RFIDは、電子回路を内蔵したタグとリーダーライターとの間で非接触で通信を行い、タグとデータを読み書きすることが可能な機器であり、物流、在庫管理、商品の精算など、様々な分野で利用されています。
これらのシステムは店舗や図書館等公共施設の出入口等にも設置されている場合があるので、以下の注意に従ってください。

  • EAS機器及びゲートタイプRFID機器が設置されている場所では、立ち止まらないで中央付近を速やかに通り過ぎてください。
  • システムに寄りかかったり、盗難防止システム付近に留まらないようにしてください。

 

空港の金属探知機

医療機器は金属を含んでいるため、空港の金属探知機のアラームを鳴らすことがあるかもしれません。保安通路には影響を与えません。患者手帳等を提示し、係官に医療機器を装着していることを伝えてください。
金属探知機の棒は一時的に影響を与えるか、もしくは探知棒がある一定時間(約30秒)維持されると適切に作動しない場合があるかもしれません。可能であるならば、手持ち棒による検査ではなく、手による検査を希望してください。もし、探知棒による検査を受けなければならない場合は、植込み位置を避けてすばやく検査を実施するよう係官に伝えてください。

携帯電話及びPHS端末

携帯電話及びPHS端末は22cm以上、離してください。

携帯電話及びPHS端末を使用する際には、植込み位置と反対側の耳に当てて通話してください。

  • 携帯電話及びPHS端末を携帯する際は、胸ポケットに入れないでください。ベルトに留めて携帯する場合は、22cm以上離れた箇所に留めてください。
  • 電話機の送信出力が3ワットを超える場合は、44cm以上離してください。(本タイプの電話機は本邦においては一般に流通していません。)

ワイヤレスカードシステム(非接触ICカード)※3

各種交通機関の出改札システムやオフィスなどの入退出管理システムで使用されているICカード等(ICカードのリーダーライター(読み取り機))より12cm以上離してください。

スマートキーシステム※4

キーを差し込む操作なしでドアロックの開閉やエンジン始動・停止ができるシステムを搭載している自動車等の場合、当該システムのアンテナ部から発信される電波が、医療機器の出力を一時的に抑制する場合があるので、以下の点に注意してください。

  • スマートキーシステムを搭載した車両に乗車する場合は、車両に搭載されたアンテナ部から植込み部位を22cm以上離してください。
  • ドアの開閉時には、アンテナ部から電波が一時的に発信されるので、必要以上にドアの開閉を行わないでください。
  • 駐車中においてもアンテナ部から定期的に電波が発信される車種があるので、車外においても車両に寄りかかったり、車内をのぞき込むまたは車両に密着するような動作は避けてください。
  • 他の者が所有する自動車に乗車する場合は、スマートキーシステムを搭載した車種かどうか確認してください。

IH 調理器、IH炊飯器※5

強力な電磁波を出す可能性のある電磁気家電製品を使用する場合は、そのそばに必要以上長く立ち留まったり、植込み部分が近づくような体位を取らないようにしてください。

歯科及び医療処置

医療を受ける場合は、医療機器を植込んでいることを医師に伝えてください。処置に使用する機器によって影響を与えることがあります。

MRI

  • ジアテルミー
  • 電気メス
  • 放射線照射治療
  • 経皮的電気刺激装置(TENS)
  • 通電を伴う針治療※2
  • 高周波/低周波治療又は健康器具※2
  • 結石破砕装置※2

以下のものは治療に影響を与えるかもしれません。検査を受ける際には医師にご相談ください。

  • CTスキャン※6
  • 除細動装置※2

医療及び歯科処置がICDに影響を与えることはほとんどありません。これには以下のような例があります。

  • 歯科用ドリル及び洗浄器
  • 診断用X線
  • 超音波処置
  • マンモグラム
    注記: ただし、マンモグラム装置で強く押し付けられると医療機器システムが損傷するおそれがあります。植込み医療機器がある事を医師又は技師に必ず伝えてください。
  • EKG装置(心電計)

外科手術を受ける必要がある場合には、植込め型医療機器がある事を歯科医や医師に伝えてください。

ICD,CRT-D植込み患者に対する新しいステートメント2017

  運転制限期間
二次予防目的新規植込み 6ヶ月
一次予防目的新規植込み 7日
ICD適切作動後
(ショック・抗頻拍ペーシングを含む)
3ヶ月
ICD不適切作動後 ※ 意識障害ないなら
制限なし
電池交換後 7日
リード追加・交換後 7日

※意識障害を伴うものは、ICD適切作動と同様の制限を行う