ペースメーカー(PM)、植込み型除細動器(ICD)、心臓再同期療法(CRT-P)、心臓再同期治療除細動器(CRT-D)共通です。
電子商品監視装置(EAS)とは、感知ラベルのタグを貼付けた商品がレジカウンターで精算されずにこの機器のセンサーを通過したときに警報音を発することにより、商品の不正持ち出しを防止する機器のことです。
RFIDは、電子回路を内蔵したタグとリーダーライターとの間で非接触で通信を行い、タグとデータを読み書きすることが可能な機器であり、物流、在庫管理、商品の精算など、様々な分野で利用されています。
これらのシステムは店舗や図書館等公共施設の出入口等にも設置されている場合があるので、以下の注意に従ってください。
医療機器は金属を含んでいるため、空港の金属探知機のアラームを鳴らすことがあるかもしれません。保安通路には影響を与えません。患者手帳等を提示し、係官に医療機器を装着していることを伝えてください。
金属探知機の棒は一時的に影響を与えるか、もしくは探知棒がある一定時間(約30秒)維持されると適切に作動しない場合があるかもしれません。可能であるならば、手持ち棒による検査ではなく、手による検査を希望してください。もし、探知棒による検査を受けなければならない場合は、植込み位置を避けてすばやく検査を実施するよう係官に伝えてください。
携帯電話及びPHS端末は22cm以上、離してください。
携帯電話及びPHS端末を使用する際には、植込み位置と反対側の耳に当てて通話してください。
各種交通機関の出改札システムやオフィスなどの入退出管理システムで使用されているICカード等(ICカードのリーダーライター(読み取り機))より12cm以上離してください。
キーを差し込む操作なしでドアロックの開閉やエンジン始動・停止ができるシステムを搭載している自動車等の場合、当該システムのアンテナ部から発信される電波が、医療機器の出力を一時的に抑制する場合があるので、以下の点に注意してください。
強力な電磁波を出す可能性のある電磁気家電製品を使用する場合は、そのそばに必要以上長く立ち留まったり、植込み部分が近づくような体位を取らないようにしてください。
医療を受ける場合は、医療機器を植込んでいることを医師に伝えてください。処置に使用する機器によって影響を与えることがあります。
MRI
以下のものは治療に影響を与えるかもしれません。検査を受ける際には医師にご相談ください。
医療及び歯科処置がICDに影響を与えることはほとんどありません。これには以下のような例があります。
外科手術を受ける必要がある場合には、植込め型医療機器がある事を歯科医や医師に伝えてください。